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人種差別と憎悪をなくす: あなたの権利と責任

ヘイトがらみの事件を通報する

もしあなた自身が人種差別やヘイトクライムの被害にあったら

もしあなた自身が人種差別的な事件やヘイトがらみの事件の被害にあったら、対処できる方法がいくつかあります。

  1. 助けを呼ぶ。公共の場で罵詈雑言を浴びせられたり、身体的な攻撃を受けたりしたら、近くにいる人に助けが必要であることを知らせます。
  2. 記録をとる。安全を確認したうえで、自身で加害者や事件の写真やビデオを撮るか、周りの人に撮ってくれるように頼み、事件内容を記録します。発生日時、場所も記録します。
  3. 通報する。事件を通報します。
  4. 支援機関を探す。Victim Link〔被害者リンク〕は秘密厳守で、多言語による危機サポート、情報提供、必要な個所への照会を行っています。お問い合わせください。

もし人種差別やヘイトクライムを目撃したら

もしあなたが人種差別やヘイトがらみの事件を目撃したら、安全で効果的に対処できる方法がいくつかあります。

  1. まず自分の安全を確認する。あなたが声をかけ、行動しても安全な状態ですか? あなたの身の安全は、よい目撃者になるための鍵です。
  2. 被害者に目を向ける。安全な場合、被害者に話しかけ、大丈夫かどうか、または助けが必要かどうか尋ねます。こうすると加害者に被害者が一人ぼっちでないことをわからせることができます。
  3. 他の人を関与させる。安全な場合、他の目撃者にも声をかけます。被害者へのサポートを得るために周りにいるほかの人に呼びかけます。大勢だと力が出ます。
  4. 記録をとる。安全な場合、事件の写真やビデオやメモを取って事件を記録します。安全な距離を保ち、発生日時と場所も記録します。被害者に写真やビデオを撮ったことを話し、それについてどうしてほしいか尋ねます。本人の許可なく写真やビデオをオンラインに投稿しないこと。
  5. 安全な状態になったとき。被害者に警察に事件の被害届を出したりVictim Link〔被害者リンク〕に問い合わせたりするのに援助が必要かどうか尋ねます。

参加しよう - レジリエンス BC

レジリエンスBC 反人種差別ネットワークでは、人種差別の見極めや抗議に的を絞り、リーダーシップを発揮して州全体で多角的な取り組みを行っています。プログラムは各地のコミュニティをつなぎ、人種差別やヘイトクライムに対処するだけでなく、将来の事件を未然に防ぐために、情報や支援、トレーニングを提供しています。

レジリエンスBC 反人種差別ネットワークでは、「ハブ&スポーク」方式のモデルを採用して組織的なサービスを提供しています。中央のハブは点在するコミュニティをまとめ、情報やリソースを共有し、トレーニングの開催や反人種差別イニシアティブの実践などの調整を行っています。スポークは各地のコミュニティのメンバーの代表として作業にあたる地域に密着した支部で、地元の優先事項を洗い出し、反人種差別・反ヘイトクライムプロジェクトを推進しています。

さらに詳しく

他の通報方法

インターネット上で人種差別や嫌がらせ等のコンテンツを見たら行動を起こしましょう。

インターネットに投稿された意見や動画は、ヘイトクライムとして刑事責任の適用対象から除外されるものではなく、カナダの国に大きく関与がある場合は捜査のために通報することができます。

人種差別的な発言を始め、トランスジェンダー恐怖症的発言、性差別的発言などの差別行為は(犯罪の性質の有無に関わらず)、人権擁護法、あるいはソーシャルメディア・プラットフォーム、ウェブホスティングサービス、インターネットプロバイダー等の利用規約によって対処することができます。これにはニュース記事をはじめSNSの投稿、チャットフォーラム、オンラインゲーム上での人種差別的もしくは嫌がらせ的な表現や発言も対象となります。

苦情は警察、ウェブサイト管理者、ウェブホスティングサービス・プロバイダー、インターネットサービス・プロバイダーへ提出することができます。

  • 警察へ通報する - 直接的な脅威があると思えるものをインターネット上で見た場合、警察へ通報することができます。
  • ウェブサイト管理者へ通報する - 大概のウェブサイトには、サイトに掲載できない事柄を定め、一般の人の感情を害したり傷つけたりする意見、動画、写真の投稿を禁止する「利用規約」と呼ばれる規則があります。ウェブサイトやSNSサイトによっては、不快なページや動画について通報できる簡単な方法を設けていたり、「このページを通報する」ボタンをクリックするだけで通報できる仕組みを用意したりしています。
  • ウェブホスティング会社へ通報する - ホスティング会社はデジタル空間を所有し、それぞれのウェブオーナーがインターネット上にページを開設するために貸し出しています。ホスティング会社はしばしば掲載内容について独自のルールを定めています。Who is hosting this? のウェブサイトで、調べたいウェブアドレスを入力するとウェブサイトをホストしている会社名を調べることができます。
  • 詳細は契約しているインターネットプロバイダーへお問い合わせください。